人間のこころはとても脆くて弱いものです。
機械の調子が悪く、うまく動かないことがあるように、
人間のこころも故障してしまって調子が悪くなることがあります。
全然やる気が湧いてこない。
心から何かが抜けたような感覚。
生きる意味ってあるのかぁと思う。
なんだか死にたくなる。
こころが壊れているとこういうことが起こってしまう。
私たちのこころが故障してしまう、
一番の理由は、自分が自然に思っている本心
を抑圧する自己矛盾なのです。
心の中では、ものすごく憤りを感じているのにも関わらず、いい人を演じていると自分の中に相反する矛盾が起きてしまいます。
落ち込んでいるのに元気そうに振る舞ったりしていると、自分
中でズレが生じていきます。
本当は辛いのに、ずっと我慢していても同じです。
ポジティブ思考と無理に言い聞かせて自分の心の声を押さえつけているのです。
自分の中で真逆の感情が同時に存在することで、混乱してしまいます。
だから、声を大にして言わせてください。
他人の良く思われたいからといって、いい人のフリをしないでください。
とても悲しんでいるのに元気なフリをしないでください。
暗い気分なのに明るく振舞ったりしないでください。
自分の中で矛盾を抱えたままにしないでください。