医療脱毛の超重要キーワードと言っても過言ではないのが「毛周期」でしょう。「もうしゅうき」と読みます。
毛って、当たり前ですが、伸びてくると抜けてまた生えて伸びてきます。
このサイクルは、
「成長期」・・・毛が生えて伸びる期間
「退行期」・・・毛の成長が止まって抜ける期間
「休止期」・・・毛が抜けた後の次の成長の準備をする時期
の3つに分けられていることが多いです。
医療脱毛ができるのは「成長期」のみ!
「成長期」の毛は毛乳頭と毛がしっかりと結びついている状態で、医療脱毛が効果的に実施できるのは実はこの時期だけです。
ということは、「成長期」以外の以外の毛は、脱毛できずまた生えてきてしまうってことなんですね。
だから脱毛は絶対に1回では終わらない
「成長期」以外のまだ生えてきていない毛は脱毛することができないので、成長期に入ったら改めて脱毛をする必要があります。
だから、ひざ下などを1回脱毛した後に「この前やったのにまた生えてきたんだけど。。。」となったとしても、それは脱毛の効果がなかったのはなく、脱毛できなかった「休止期」の毛が「成長期」に入ったということなんですね。
毛周期は体の部位によって違う!だから必要な脱毛回数も違う!
毛周期は体の部位によって違ってきます。
たとえば、
髪の毛の成長期は2年から6年ですが、ひざ下は1ヶ月半〜2ヶ月とかなり大きな違いです。
そして、成長期より大事なのは「休止期」なんですよ。どうしてでしょうか?
それは、「休止期」に合わせて脱毛しないと完全に脱毛ができないからです。つまり失敗してしまうということですね。
「休止期」は部位によって全く違ってきます。下の表をご覧ください。
部位 | 周期 | 成長期 | 休止期 |
頭 | 3年から6年 | 3年から6年 | 3 〜4ヶ月 |
脇 | 1年〜2年半 | 4〜5ヶ月 | 4〜5ヶ月 |
顔 | 6ヶ月~1年半 | 1~2ヶ月 | 3ヶ月 |
VIO | 3~4年 | 1~2年 | 1~1年半 |
腕・脚 | 6ヶ月~1年半 | 4~5ヶ月 | 4~5ヶ月 |
頭や脇の休止期間は3〜5ヶ月ですが、VIOなんて1~1年半もありますね。
ということは、VIOを完全脱毛しようとすると理論上では1〜1年半必要ということになります。
極端な例とすると、
初回の脱毛直前に休止期に入ったVIOの毛たちは、脱毛できる成長期に入るまで1〜1年半かかります。つまり次の脱毛のチャンスは1〜1年半後ということになるのです。
大丈夫ですか?この理屈を理解してくださいね。
これがわかってないと「なんでこんなに長期間通わなきゃいけないの?他のクリニック探してみようかしら?」
なんてことになり、どこのクリニックに行っても同じように「XXヶ月は最低かかります」と言われてしまう。クリニック選びの本当に大事なポイントが見極められなくなってしまうんですね。
毛周期を無視して永久にツルツルというのは物理的に無理なんですよ!