嫉妬というのは、男性にも女性にもあるものですが、基本的に嫉妬する性格が男女差があるようです。嫉妬は取り憑かれるととても厄介な感情です。その感情が強過ぎると本来の自分を見失ってしまうでしょう。
しかし、嫉妬は「自分が欲しいもの」を持っている人や「なりたい自分」になっている人に抱く感情です。
あなたが喉から手が出るほど欲しいもの、夢にまで見るなりたい姿を既に手にしている人に対して持つ激しい気持ちなのです。
例えば、あなたのお友達が将棋の「女流棋士」になったとしたら何を感じるでしょうか。将棋のプロになったことに対して、将棋に興味に無いあなたは嫉妬心を持つでしょうか。彼女があなたより将棋の腕が格段高いことにヤキモチを焼くことは無いのではないでしょうか。
あなたが嫉妬を抱くものが、
あなたが欲しいもの
であり、
あなたがなりたいもの
なのですから、自分を知るための道しるべにもなるということを知っておきたいところです。
「自分は意外にもこういうことに嫉妬するんだ」とか「そうそう、こういうやつ嫌いなんだよねぇ」とか、まず自分が嫉妬を感じているということにしっかり向き合うこと。
これがとても大切。
そしてもっと大切なのが、たとえ努力しても「欲しいもの」を全て手に入れて、「なりたいもの」に100%なることができるとは限りません。
でも、「欲しいもの」を少しだけ手に入れて、「なりたいもの」に近づけるかもしれないのです。
そうやって折り合いをつけて、最もバランスの良いところを探り当てて幸福度がマックスになるようにしていく。
そういう作業を繰り返して、幸せになっていくのだとすると、プライドが邪魔して自分の嫉妬心を無視することは、自分が心から欲しているものを排除してしまっていることになり、「なんだか幸せを感じない」ことに行き着いてしまいます。
どういうものに嫉妬しがちであるのかを知ることは、自分を知る事にもつながります。それでは、人が何に嫉妬しているのかを見ていきましょう。
嫉妬心は年代・性別で抱く対象が変わる
男性と女性では嫉妬心を抱くものに差があります。
男性が年収、地位や資産額や所有する自動車・マンションなど数字や目に見えるものをたくさん持っている人に嫉妬心を抱く人が多い傾向にあります。
女性は、人間関係において優位にある人に嫉妬を抱く傾向が多いようです。
さらに、子供の時と大人になった時、40代、50代それぞれのステージで感じる嫉妬はまた違ってきます。
雑誌「プレジデント」調査によると、例えば、60代男性は「60歳を超えても仕事を続けている人」に嫉妬心を持つようです。
20代の女性は、「自分より顔がいい人」に対して強い嫉妬心を抱きます。ただし、「見た目」に対する嫉妬は年代が高くなるにつれて、その数も少なる傾向です。
その代わり、「高収入の会社で働いている彼がいる」、「家柄が良い」など、結婚に関連してくるようなものに対象は変わります。
さらに結婚して出産・育児すると、対象は子供の習い事や進学した学校などに変わり、育児がひと段落着いたら着いたで、「一流企業に復帰できる環境」に嫉妬を抱くことが多いようです。
どうせ嫉妬を抱くとわかっているなら・・・
できることでれば、嫉妬なんてしてエネルギーを消費したく無いわけです。
人生これから何に嫉妬するのかが、しそうなのか。
つまり、自分が将来ほしくなりそうなものに耳を傾けてみるということですね。
「心の平穏を・・・」というのは簡単ですが、そう簡単に心を穏やかにして暮らすことが難しいのが人間です。
「自分は何を実現できそうか。」「自分は何を手に入れやすそうか」
そう自問して、そこから頑張ってみたらどうなるでしょうか。
頑張って色々なものを手に入れたあなたは、自分の生き方に自然と自信が持てる素敵な女性になっているのではないですか。