「男の付き合いがある!!」を免罪符にキャバクラ・風俗通いをやめない男。欲しいものが我慢できずデートのときはいつも金欠、いい歳して貯金0円の男。「母親の料理が一番うまい。お前も今度教えてもらえよ」と言う実家暮らしのマザコン男。
「家事は女がやって当たり前。でも、給料は俺のもんだからお前も働け」の甲斐性なし男。
あなたはこんなダメな男たちに出会ったことはありますか。私はあります。上は私の元カレの特徴を紹介しただけです。
過去の私と同じように、ダメンズばかりにハマってるみなさん。
結婚や出産といった将来を考えて憂鬱になったり、「このままでいいのかな……」なんて不安になって涙を流したり。そんなふうに辛い思いをしながらダメンズと付き合うの、もう終わりにしませんか?
今回は、ダメンズキラーだった私がまともな彼氏を作った方法をご紹介します。ぜひ、ダメンズの魔の手から逃れるためのヒントにしてくださいね。
目次
どうしてダメンズを引き寄せてしまうのか
最初は好きで好きでたまらなかったのに、ある日ふと「こいつ、ダメンズなんじゃね?」と我に返って別れる。「次こそは素敵な彼氏を作るぞ〜!」と意気込むのに、気づくとまた別のダメンズとお付き合いをしている。
私はそんな「ダメンズスパイラル」に陥っていました。
どうしてこんなにもダメンズばかりを引き寄せるのか。その理由は、ただ男運がないだけではありません。運とかそんなんじゃない、もっと現実的な理由があるのです。
顔で相手を選んでいた
私は何を隠そう根っからのイケメン好きです。
付き合う男の第一条件は、「顔がいいこと」。性格や経済力に関しては二の次でした。
イケメンというのは、ブサメンよりも性格が悪かったりお金遣いが荒かったりすることが多いです。なぜなら、イケメンは多少性格が悪くても金銭感覚が狂っていても、なんとなく人生がうまくいってしまうから。
「人は見た目が9割」は本当の話で、アメリカで行われた調査によるとイケメンはブサメンよりも生涯年収が4700万円も多いという結果が出たそうです。イケメンの人生イージーモードすぎない?
もちろん、すべてのイケメンがダメンズなわけではありません。
が、イージーモードの人生をぬるく楽しんできたイケメンは割合的にダメンズのほうが多いので、「イケメン」を条件に彼氏選びをするとダメンズにぶち当たる可能性が高いのです。
三歩下がって後ろを歩くのがいい女だと思っていた
控えめで彼氏を立てることができて、さりげなく彼氏を支えていく。いわゆる「三歩下がって後ろを歩く」のがいい女だと思っていました。
だから、三歩下がって後ろを歩くというのがどういうことかもよくわからないまま、大和撫子的な女を演じてたのです。
デートでは自分の意見よりも彼氏の行きたい場所や食べたいものを優先させていたし、彼氏がワガママを言ったり多少常識はずれなことをしても厳しく怒ることはしなかったです。
そうしていれば、「こんなにいい女はほかにいない!」と思われるはず……と脳内お花畑なことを考えていましたが、そんなことをしているうちに、最初はまともだった人もどんどんダメンズになっていきました。
人間は、甘やかされるだけではだめなのです。飴と鞭を使い分けられる女こそいい女なのです。
まともな彼氏を作るために実践したこと
20代半ばになって、結婚や婚約、出産をした友達が増えてくると、いままで以上に将来のことを本気で考えるようになりました。
そして、私が辿り着いた結論は「ダメンズとばかり付き合っている場合じゃない。このままでは私の将来がヤバイ」でした。
イケメンに飛びつくのをやめる
20代前半までは周りの女友達も、「性格のいいブサメンか性格の悪いイケメンだったら、絶対後者を選ぶ!!!」なんて笑ってました。
しかし、20代も半ばになってくると、「今の彼、ブスだし最初は興味なかったんだけど、将来を共にするならやっぱり性格が大事かなって思い始めて……」という友達が増えてきたのです。
私も、「ブサメンってだけで恋愛対象から外すのはやめよう!」と思ったものの、イケメンが好きすぎる病を患っているので、なかなかイケメン以外にときめくことはできませんでした。
そこで私が編み出したのは、「イケメンだけを選んでいい。でも、イケメンだからって何もかもを許すのはやめよう」でした。
いままでは付き合う前に「あれ?」と思うところがあっても、「まあイケメンだし、とりあえず付き合っておこ!」と思ってしまっていました。ですが、それをやめたのです。
遅刻をするイケメン、ドタキャンをするイケメン、店員に横柄なイケメン、元カノの悪口をいうイケメン……。
そんなイケメンとはすっぱり縁を切って、そのイケメンに使うはずだった時間で違うイケメンを探しました。数打ちゃ当たるじゃないですけど、100人のイケメンと会えば、1人くらいは顔も性格もいい男がいるものですからね。
自分の意見を主張する
三歩下がって歩くいい女になるのを諦めました。三歩下がって歩く女が好きな男って、横柄だったりやたら昔気質だったり、心のどこかで「男は偉い」とか思ってそうだし。
かといって、相手の意見や気持ちを尊重しないのは人として違うと思うので、相手の意見を尊重しつつも自分の意見を主張するように。
相手の気分を害さずに自分の意見を通すには、二者択一法がいちばん効果的でした。
「お寿司か焼肉が食べたいな〜!どっちがいい?」
「水族館か動物園、どっちのほうが好き?好きなほうに行こう!」
こんなふうにふたつの選択肢のなかから選ばせると、相手は自分の意見を出すことよりもひとつの選択肢を選ぶことに集中するのでスムーズに案が決まります。
また、自分が選んだほうが案として採用されると、もともとはふたつとも私の意見なのに、まるで自分の意見が通ったように錯覚しやすいのです。
たまには相手の言うことをすべて聞いたり、自分のワガママを聞いてもらうこともしました。そうやって、自分と相手の力関係が対等になるように気をつけていきました。
ダメンズキラーをやめることは難しくない
私が実践したのはたったふたつ、「イケメンに飛びつかない」「自分の意見を主張する」だけ。
たったこれだけですが、これだけでも私を取り巻く環境は大きく変わりました。
ダメンズでも、一緒にいると情が湧いてしまってなかなか離れることができなかったりしますよね。それに、ダメンズのほうが女心を掴むのがうまくて、毎日トキメキが止まらなかったりもします。
でも、トキメキだけで幸せになるのは難しいです。「こいつ、ダメンズかも!」と気づいたら、変な情が湧く前に離れましょう。時間は有限です。無駄な時間を費やしてはいけません。
キャバクラや風俗に行かれることも、金欠でまともなデートができないことも、マザコンを薄気味悪く思うことも、甲斐性のなさに絶望することもない日々は非常に快適で幸せです。
みなさんもダメンズの魔の手から逃れて、どうか快適で幸せな日々をゲットしてくださいね!