文法と聞くと、それだけでイヤになってしまう人いませんか。
中学生や高校生の時のつまらなかった英語の授業を自然と思い出しまうからなのでしょう。
でも私たちは大人になりました。
何かを身につけるためには、乗り越えなければならない何かがあることは多少分かっています。
外国語習得の場合、最初のそれは
文法を身につけること
です。
英会話関連では、
「英会話が短期間で上達する裏技5選!」
みたいな記事がpv伸びるんですが、それって読者にとって本当に有益なコンテンツにならないなぁと思って、地味なこときちんと書いてます。
文法って地味ですが、この基礎の基礎を押さえると、この後が本当にラクなんですよ。
早く英会話の練習がしたい、という気持ちは分かります。
でも、
職場の憎たらしいあいつに伸ばした英会話スキルでドヤるためにも、ここは我慢ですよ(笑)
目次
まずは中学英文法を押さえる
英文法をしっかりと言いましたが、「完璧に文法を身につける」ということではありません。
真面目な方は、「きっちりやらなきゃ」となって、細かいところも気になってしまいがちです。
多少分からないことがあって、とりあえずはその箇所を飛ばしても、それほど致命的にはなりません。なので、サクサク進めていくイメージを持ちます。
最終目的は何でしたっけ?
「英語が喋れるようになること」
ですよね。
だから、英会話スキルを上げるために必要な最低限の文法を身につけることが、文法ステップの目的となります。
その最低限のラインが、
中学校で習う英文法
なのです。
この中学英文法、さっさと片付けてしまいたいところですので、あまり時間をかけるイメージはありません。
英会話に必要な中学英文法を押さえる おすすめの二冊!
ここで、中学で習う英文法をまとめて押さえるのに適したテキストを二つご紹介します。
くもんの中学英文法
Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル
20年以上の超ロングセラー「くもんの中学英文法」は、本当に中学生が使うことを想定したものですが、大人の我々が使うに十分値する内容の本です。
ここまで、中学英文法をわかりやすく、シンプルにまとめた本もあまりないでしょう。
「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル」は、まさに私たちのような英会話ができるようになりたい大人たちに向けた中学英文法を押さえるための本です。こちらのほうが、文法の解説が詳しく掲載されています。
中学英文法は半分くらいはわかりそうかなという人は「くもん」、ほとんどわからないという方には「Mr. Evine」が向いているでしょう。
それでは、いちばん大切な本の使い方です。
使い方はこう!「5回繰り返して3ヶ月」で終わらせる
テキストは使い方がとても大事です。せっかく良い本を手に入れても、「ただ眺めてるだけ」みたいな使い方をしていたら意味がないんですね。
1.よくテキストを読みましょう
読み進めると、
「ここは大事だな」とか思う箇所がいくつかあると思います。
そういうところにはマーカーをつけたりして、自分用にカスタマイズして行ってください。
2.練習問題を解く
二冊とも練習問題が別の冊子でついています。各セクションを読んで勉強したら、この練習問題を解いていきましょう。
3. 5回転繰り返す
「1.テキストをよく読む」と「2. 練習問題を解く」を最後まで終わったら、もう一度最初に戻り、「わからなかったところ」「間違えてしまったところ」をチェックして覚えていきます。これを5回繰り返せば、ほぼ要チェック箇所はカバーできているはずです。
次のステップへ
人によっては1ヶ月で終わったり、3ヶ月以上かかる人もいるかもしれませんが、それくらいの差は誤差です。気にするレベルではありません。
これが半年とか一年とかになると、時間をかけ過ぎですが、さすがにそんなに長くなったら飽きちゃいますよね。
3ヶ月は目安だということです。
次のステップでは、英会話の基本形となる基本フレーズをどんどん吸収するということをやっていきます。
これは、英語でよく使うフレーズを頭にインプットしてしまい、会話でもとっさに言葉が出てくることを目的にしています。
「英語ができる私」になるには、こちらの記事を読んでステップを積み上げていってください。