「美意識」を鍛えるって、「お肌をいつまでも最高の状態にケアする」「ファッションは常にセンスよく」を高い意識で持とうとするイメージを持ちがちです。
タイトルを見て、「そうだよね、頭いいより、かわいいほうがトクだよねー」と思ってしまいそうですが、実はそういう話ではないんです。
「美意識を鍛える=美容・ファッションセンスを鍛える」ではない
美意識を鍛える=美容・ファッションのレベルを上げる
は、これは間違いではありません。
しかし、これはほんの一部で、今回お話しようとしている「美意識」は、美容・ファッションに限ったことではなく、もっと大きな話です。
生き方や考え方、感じ方、幸せって何?とかそういうレベルのお話をしたい。
美容・ファッション、つまり外見の美しさだけを追求していくと必ず限界が来ます。
「かわいさが正義!」で突き進んでしまうと、時間が経つにつれて、自分が理想としていた外見の「かわいさ」と現実の自分の容姿がどんどん遠ざかっていき、やがては行き詰ってしまう。若い年齢の容姿に固執してしまう結果です。
これとは対照的に、年齢を重ねるとどんどん楽しくなっていく。
教養やセンスを磨くことで、世の中に溢れる奇跡や美しいものを感じとれるようになり、生きることがどんどん楽しくなっていく。 これが今回言いたい「美意識=センス・教養を鍛える」ことの意味です。
ここで大事なポイントは、楽しく生きるためには、教養とセンスが欠かせないということですね。「センスってなんだろう?」「教養ってなんだろう?」は分かっておきたいところです。
センスと教養をレベルアップすることができれば、今まで感じることができなかった感覚を持てて楽しくなり、幸福感も増えていく。
そうなるためのヒントを山口周さんという方が、非常に納得感のある言葉で表現しています。この方、世の中のトレンドや人の心などを見事に言語化する天才で、この人の本を読むと「そうそう、そういうこと」っていう感じで惹きこまれてしまいます。タイトルに「経営」となっていますが、内容は「人とは?」の本質に多く触れていますよ。お堅そうな雰囲気ですが、是非知っておきたい「どうやって美意識を鍛えるのか」を知ることができます。
「幸せずっとキープ」を目指す人には是非とも読んでもらいたい本です。
職場での男性社会の終わりはすぐそこまできている
一般的に、理性的なロジックは男性が得意で、感性的なアートは女性に強みがあると思います。男性的なロジックで職場の業務は回っています。
山口さんは、もうそういうロジックだけで回る仕事なんて意味が無いって言っているんですね。
だって数字みて分析ばかりやって、そうやって出てくる案にはワクワクする人の心を打つものなんてないから。
「頭ではわかるけど心に響かない」ものより、「よくわからないんだけど心が動かされる」ものがこれから大きな力を持つ
と考えてる。
iphoneが高度なマーケティング調査によるユーザーのニーズから生まれたものかというと違うんですね。
「あっ、これいいかも」
だったり、
「おっ、いいね」
で生まれちゃう。
そういうものが現に人の心を動かしてします。
会社員でもインフルエンサーでもYoutuberでも同じで求められるのは、感性的であることだったり、筋のいいセンスになってくるでしょう。
あなたはどういうもの心を動かされますか?
他の人の心をを動かすことができるヒントはそこにあったりする。あとはどうやって人の心を動かすか。その方法を知って発信してくことです。
文章を書く、映像を撮る、絵を書くなど表現・発信する形はたくさんあります。どうやってそれは見つけるか。山口さんの本はそんなヒントや考えるきっかけになります。